最後の公共事業を受注した人、電気を消しておいて
独裁者には共通の職業病がある。国の登記名義が自分になったと思い込むことだ。しばらくすると、国家予算は家族の銀行口座、公的機関は自分たちの人事部、国民はその経費を全部負担する、口うるさい経理担当に見えてくる。国民が「お金はどこへ消えたんですか」と尋ねると、彼らがどれほど傷つきやすいかがわかる。なんて失礼な! 大家に収支報告を求めるつもり? 悪いわね、あなた、借家人なのよ。 学術の世界には、この仕組みにちゃんと名前がある。公的な権力を私的な利益のために使うのが「腐敗」。制度や規則を特定の利益集団に奉仕するようにねじ曲げるのが、**国家の私物化、つまり「国家捕獲(ステート・キャプチャー)」**だ。後者では、金庫から金が減ることだけが問題なのではない。金庫の鍵も、監査人も、取扱説明書も、同じ連中が握っていることが問題なのだ。強盗も上級コースに進めば、ドアを蹴破る必要はなくなる。どの親戚にドアを開けるか、法律に書き込めばいい。 世界銀行は、国家捕獲を、経済的損失がとりわけ大きくなりうる腐敗の形態の一つと位置づけている。 チュニジアでは、ジン・エル・アビディン・ベンアリの周辺が、そのかなり高